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包囲戦と対北朝鮮経済制裁

今日は包囲戦について。

 

包囲戦とはその名の通り戦争において、敵部隊を包囲して一気に殲滅してしまおうというものであるが、これには戦術論としての常道がある。

それは包囲した際、逃げ道を1つ作っておくというもの。

というのも、完全に囲んでしまえば、敵は死を覚悟し、文字通り死に物狂いで戦いを挑んでくる。すると多くの被害は免れない。

しかし逃げ道を1つ作っておけば、敵部隊はそこに活路を見出し、無理に戦いを挑まずにそこから脱出することに精力を注ぐ。

包囲側としてはそこから一旦脱出させ、脱出したところを両側から挟み撃ちにして殲滅させるのだ。

 

これが包囲戦における戦術論の常道である。

 

ちょっと話を広げてみる。

 

太平洋戦争について考えると、欧米諸国は日本が全く逃げ道がなくなるほどに経済的に包囲してしまった。

だから国内の資源があの様な状態であっても日本は戦争をしかけたのだ。

このままやりくりしたところで、経済的に包囲されているため、いつかは資源が枯渇する。それならば死に物狂いで戦争を仕掛け、活路を見出すしかないと。

 

さらに話を広げよう。

 

最近北朝鮮問題が毎日の様にニュースになっている。

その中で北朝鮮への経済制裁を強めて妥協を呼び起こすといった方法があり、実際に進められている。

今のところ中国が原油を供給しているらしいが、北朝鮮と中国の関係も日に日に悪化しており、それもいつ途絶えるかわからない。

北朝鮮としてもその対策として、ロシアに原油ルートを確保しようと躍起になっているらしいが、結局ロシアも北朝鮮核武装には反対である。

 

つまり欧米、アジア、中国、ロシアといった北朝鮮に関わる国々は北朝鮮核武装反対については利害が一致しているのである。

もしこれらのすべての国々が厳しい経済制裁で一致すれば、最悪の場合かつての日本の様に死に物狂いで戦争を始め、避けられた被害を覚悟しなくてはならなくなってしまう。

北朝鮮経済制裁では例え最終段階においても、逃げ道は1つ用意しておかなければならないのだ。