天皇陛下の「生前退位」報道について

天皇陛下が「生前退位」を考えているという報道があった。

健康上の理由や高齢により、公務を継続して出来ないかもしれないという不安からだそうだ。

報道を知った時の自身の率直な感想としては「どういうこと?」という感じだった。

いわゆる譲位ということになるが、そういった言葉は歴史の教科書でしか聞いたことがなかったから。

白河上皇など院政時代のイメージしか無いので、単純に現代においても「あ、そんなやり方もあるのか」と思ってしまった。

おそらく一般の方は同じような感覚ではないだろうか。

 

実はこの報道、現在かなり物議を醸し出している。

それはこの報道の出処である。

もちろん陛下自身が公式に言ったわけではない。

どうやら宮内庁関係者が、陛下が退位をのご意向を示されていることを、個人的にNHKへリークしたのが発端のようだ。

だから今回はNHKの単独リークという形になっているが、その宮内庁関係者が誰かは発表されていない。

それだけにこのご意向が本当かどうかもあやしいとされている。

さらにその宮内庁関係者への糾弾も多い。

宮内庁関係者なので、様々な内部事情を知ることになるのはあるだろうが、それを今回のように公式でのないのに外部へ公表してしまうと、陛下自身のご公務にも差し障りがあるだろうし、内外の様々な影響も大きい。

これは一般の会社員が会社の内部機密を外部に漏らしてしまうようなもので、絶対にやってはいけないことだ。

 

さて、本題に戻ると現在皇室典範には生前退位した際の法律はない。

退位という行為が政治的主張になるということや、退位が続くことにより国家の安定が阻害されてしまうという理由からだそうだ。

しかし僕はもし天皇陛下が本当に退位したほうがよいとお考えであるのなら、そうなさってもいいのではないかなと思う。

法律に関しては現行の皇室典範は変えず、時限立法をつくり退位されるようにするのがよいと思う。

退位時の法律がない上記の理由はその通りだと思うので、法律化せず、退位されたいという場合はその時その時で対処してゆくのがいいのかなと思う。

 

様々な問題はあるかもしれないが、いずれにせよ天皇陛下の健康と長寿を願うばかりである。